この間、ビタミンのそれぞれの特徴などを掲載してきました
そこで農産物や畜産物などの食品に含まれるビタミン類について
その安定性について少しまとめておきます
◆ビタミンの安定度一覧
中性 酸 アルカリ 酸素 光 熱
ビタミンA(α、β、γ―カロチン) ○ ● ○ ● ● ●
ビタミンD ○ ● ● ● ● ○
ビタミンE ○ ○ ● ● ● ●
ビタミンK ○ ● ● ○ ● ○
ビタミンB1 ● ○ ● ● ○ ●
ビタミンB2 ● ● ● ○ ● ●
ナイアシン ○ ○ ○ ○ ○ ○
葉酸 ● ● ○ ● ● ●
ビタミンB6 ○ ○ ○ ○ ● ●
パントテン酸 ○ ● ● ○ ○ ●
ビオチン ○ ○ ○ ○ ○ ○
ビタミンB12 ○ ○ ● ● ● ○
ビタミンC ● ○ ● ● ● ●
○…安定、比較的安定 ●…不安定、分解しやすい
以上がそれぞれの加工や環境に対しての安定性の一覧です
これからすると、たとえばビタミンCは水溶性ですから、あまり水につけておくと流れ出やすく、熱にも弱いため
調理はできる限り生でそのまま食べたほうがその食品の持つビタミンCを最大限摂取できるということになります
同時に酸素によって酸化されやすく、光にも弱いところから、保管においても長期間の保管ではなく、できる限り早く食べることが望ましいということ、保管場所として暗いところがいいことが言えます
ですからサプリメントなどで言えば密封性の高い不透明の容器に入っているほうが良いと言うことになります
◆ビタミンと「がん」の現時点での科学的知見
βカロチン
単独摂取における抗がん作用は疑問視され、αカロチン、リコピン、ルテイン、βクリプトキサンチン等のカロチ
ノイドミックスに抗がん作用があるのではないかとされている。
ビタミンE
抗がん作用として「γトコフェノール」にその作用があるのではないかという研究が多くなっているが、d-α―
トコフェノール、dl-α―トコフェノールの単独過剰摂取はγトコフェノールの作用を抑制する可能性があると報
告がある。
ビタミンC
現在、活性酸素が老化促進以外にがんを引き起こすという説が広がっています。しかしそのことを十分に立
証されたものはありません。
ビタミンCは哺乳類が体内の活性酸素を除去するために利用する物質で、人間にはそれを合成できないこと
から短絡的にビタミンCが注目されました。しかし、人間の体は200mg以上のビタミンCを有効に利用できな
いことが確認され、大量摂取は遺伝子損傷を起こす可能性があるとの報告があります。
ビタミンCとがんとの関係では、ハム等に使用される「亜硝酸塩類(日本―発色剤、外国―保存料)」が、唾液
等に含まれる二級アミンと結合して第一次発癌物質である「ニトロソアミン」の発生を抑制することだけ確認さ
れています。
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